自動車保険の用語集

 

自動車保険を初めて使う時、聞いたことがない言葉が飛び交います。わからないまま進めるのはお勧めできません。

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交通事故証明書

 
警察が交通事故発生の報告を受け、その事実が確認された場合に、報告のあった交通事故について警察が証明する文書のことをいいます。


示談

 
損害賠償の解決方法のひとつで、裁判外で被害者と加害者が話し合いにより損害賠償額等を決めて円満に解決を図る方法のことをいいます。


過失

 
不注意等により生じた過ちのことをいいます。


過失割合

 
相手がいる事故が起きたとき、その事故における「自分の過失(責任)」と「相手の過失(責任)」を割合にしてあらわしたものをいいます。


過失相殺

 
損害賠償において被害者にも過失(注意義務違反)があった場合に賠償額を決めるにあたり、公平性の観点からその被害者の過失部分を賠償額から減額することをいいます。


車両保険

 
車両保険とは、衝突・接触・火災・台風・盗難・その他偶然の事故によって、保険対象となる車に物的損害が生じた場合に、修理代金などが支払われる保険です。
保険金額は車の時価額を基準として定められ、車によっては車両保険を付けることができない場合もあります。また、車両保険の種類により、保険対象となる事故の種類も異なります。


全損

 
保険の対象が完全に滅失した場合や修理、回収に要する費用が保険金額を超えるような場合をいいます。


損害賠償

 
一定の事由に基づき、他人に与えた損害をてん補して損害がなかったときと同じ状態に戻すことをいいます。


 

車両免責金額

 
車両免責金額とは、車両保険付帯時の車両事故における自己負担の金額です。この額を高めに設定すると、保険料が安くなります。保険会社により設定金額が異なりますが、1回目の事故で5万円、2回目の事故で10万円の自己負担額が一般的です。
 


ノンフリート契約者

 
自動車保険において自分の所有・使用する自動車の総付保台数が9台以下の契約者のことをいいます。


ノンフリート等級

 
ノンフリート等級とは、運転者の事故歴によって保険料が変わる制度で、無事故を続けていると1年ごとに等級が上がって割引率も大きくなる。最低は1等級(50%割増)で、最高は20等級(60%割引)となっている。


分損

 
保険の対象の一部に損害が生じた場合のことで、全損に至らない損害のことをいいます。


保険事故

 
保険法では「損害保険契約によりてん補することとされる損害を生ずることのある偶然の事故として当該損害保険契約で定めるもの」と定義しています。一般的には保険契約において保険会社が一定の要件のもとに被保険者に対して保険金を支払うと約束した事故(保険金支払いの対象となる事故)のことをいいます。


等級すえおき事故

 
等級すえおき事故とは、火災や盗難など、避けられない事故のことです。
事故が発生し、等級すえおき事故となった場合には、保険事故としてカウントされずに、翌年も前年と同等級が適用されます。


カウント事故

 
カウント事故とは、保険を利用する事故のことです。
事故が発生し、対人賠償保険、対物賠償保険、車両保険、自損事故保険、無保険車傷害保険等を利用した場合、1事故につき1カウントされ、翌年の等級が3等級ダウンします。


ノーカウント事故

 
ノーカウント事故とは、保険金を受け取っても等級が下がらない事故のこと。保険金を受け取っても等級が下がらないのは、無保険車傷害保険、搭乗者傷害保険、人身傷害補償保険がある。


保険証券

 
保険契約の成立およびその内容を記載し、保険会社が署名または記名・捺印した書面で、保険契約後に保険会社から保険契約者に交付するものです。保険法では「保険会社は保険契約を締結したときは遅滞なく保険契約者に対し所定の事項を記載した書面を交付しなければならない」と定めており、この書面が通常、保険証券にあたります。


保険の対象

 
損害保険において保険事故によって損害が発生する可能性のある保険契約の対象物のことです。保険法では保険の目的物といい「保険事故によって損害が生ずることのある物として損害保険契約で定める」と定義しています。


保険料

 
保険契約において被保険者の損害を補償するための対価として保険契約者が保険会社に支払う金銭のことをいいます。


保険料率

 
保険金額に対する保険料の割合のことをいいます。


リスク

 
一般的には損失や危害が生ずる可能性のことをいいます。
また、損失や危害の要因となる事故、事故を引き起こす事情や要因、保険のお支払い対象となる事故といった意味にも用いられます。


年齢条件

 
年齢条件とは、保険内容の設定の一つです。
運転者の年齢を限定することで保険料が割引され、その年令以外の運転者による事故では、保険金が支払われません。
 
保険料の高い順番で、全年齢担保、21歳未満・26歳未満・30歳未満不担保といった区分が一般的ですが、会社によってはさらに区分が分かれている場合もあります。
 
21歳未満不担保とは、保険対象の車を21歳未満の人が運転している際に事故にあってしまった場合は、保険の対象とはならないことを意味しています。